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08月29日-01号

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  1. 飯田市議会 2000-08-29
    08月29日-01号


    取得元: 飯田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-10
    平成12年  9月 定例会(第3回)          平成12年飯田市議会第3回定例会会議録                (第1号) --------------------------------------          平成12年8月29日(火曜日)午前10時 --------------------------------------日程 第1  会議成立宣言 第2  会期の決定 第3  議案説明者出席要請報告 第4  会議録署名議員指名 第5  市長あいさつ 第6  監査報告 第7  議案審議     (1) 即決議案(6件)        議案第88号~議案第93号        説明、質疑、討論、採決     (2) 委員会付託議案(14件)        議案第94号~議案第107号        説明、質疑、委員会付託散会 --------------------------------------出席議員  29名        (別表のとおり) --------------------------------------欠席議員  實原公男議員 --------------------------------------事務局出席者        (別表のとおり) --------------------------------------説明のため出席した者        (別表のとおり) --------------------------------------          10時02分 開会 -------------------------------------- △日程第1 会議成立宣言 ○議長(小林利一君) おはようございます。 ただいまから平成12年飯田市議会第3回定例会を開会いたします。 現在の出席議員は29名であります。よって、本日の会議は成立いたしております。 實原公男君より所用のため欠席する旨の届け出が提出されておりますので、ご報告を申し上げておきます。 これより本日の会議を開きます。 -------------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(小林利一君) 会期の決定を議題といたします。 今定例会の会期及び日程につきましては、去る8月22日に議会運営委員会を開催いたし、協議を願っておりますので、その結果について、ご報告を願うことにいたします。 議会運営委員会委員長木下昭一君。 ◆議会運営委員会委員長木下昭一君) 去る8月22日に開催いたしました議会運営委員会の協議の結果をご報告を申し上げます。 今定例会の会期は、本日から9月22日までの25日間とし、その日程につきましては、お手元に配付してあります日程表によることといたしました。 本日上程されます議案等の審議は、付託議案一覧表及び平成12年度飯田市一般会計補正予算第2号案付託表のとおり、それぞれ常任委員会へ付託することといたしました。 次に、9月6日から行われます一般質問通告締め切りは、明日8月30日午後5時といたしましたので、質問事項並びに要旨をできるだけ明確に記載し、定刻までに通告されますようお願いいたします。 以上であります。 ○議長(小林利一君) ただいまの報告についてご発言はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) お諮りいたします。 今定例会の会期につきましては、委員長の報告のとおり本日から9月22日までの25日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は、本日から9月22日までの25日間と決定いたしました。 -------------------------------------- △日程第3 議案説明者出席要請報告 ○議長(小林利一君) 議案説明者として、地方自治法第121条の規定により、田中市長ほか関係者の出席を要請いたしました。 -------------------------------------- △日程第4 会議録署名議員指名 ○議長(小林利一君) 次に進みます。 会議録署名議員として、岩崎和男君、林幸次君をご指名申し上げます。 -------------------------------------- △日程第5 市長あいさつ ○議長(小林利一君) 次の日程に進みます。 ここで市長のごあいさつを願うことにいたします。 田中市長。 ◎市長(田中秀典君) 一言ごあいさつを申し上げます。 本日ここに、平成12年飯田市議会第3回定例会を招集し、平成12年度一般会計補正予算第2号案など重要案件と、当面いたします諸問題についてご審議いただきますことに対し、深く感謝申し上げますとともに、厚く御礼を申し上げる次第でございます。 厳しい残暑の続くこの頃でありますが、それでも注意して見ますと、草むらには秋の草花が混じり、夜には秋の虫の声が聞こえてくる季節となりました。 今年の夏は、7月4日、5日、雹が降ったのを皮切りに、連日のように雷雨が発生をいたしました。雷雨につきましては、幸い大きな被害に及びませんでしたが、雹害につきましては、千代地区を中心とする区域で、果樹、農産物に深刻な被害を受けました。場所によっては、全滅の果樹園もあり、被害にあわれた農家に対しまして心からお見舞い申し上げる次第でございます。 目下のところ、農協、園協等の関係機関と連携をとり合う中で、救済対策に万全を期しているところでありまして、今議会にも関連をする予算を補正計上いたしたところでございます。 去る8月23日未明、大平で民家3棟と土蔵を全焼する火災が発生をいたしました。昭和45年、集団移住により無人の里となった当大平宿は、四半世紀にわたる「保存」「再生」「利用」の歴史を経て今日、飯田の古くて新しい名所として内外に誇れる貴重な場所となっております。このたびの火災で、かけがえのない財産を失ったわけであり、誠に残念なことであります。 今後のことにつきましては、防災対策を含めて関係者や市民のご意見を聞きながら、適切な対処をいたしてまいりたいと考えております。 第2回となりましたいいだ人形劇フェスタが、今年は8月3日から6日までの4日間開催されました。市民が主体のフェスタとして2年目を迎え、さまざまな取り組みがなされた結果、上演劇団が増え、ステージ数も増加いたしました。 特筆すべき事項は、市民をはじめとするボランティアが、前年より約200名増えたことであります。特に中学生・高校生が、今年は事前準備から積極的に参加され、いきいきと活動されておりました。このような姿を見て、支える市民の輪の広がりを感じ、たいへん心強く思った次第であります。 また、12回目を迎えたアフィニス夏の音楽祭も8月17日から24日まで8日間開催されました。 当市のクラシック音楽の普及に大変貢献いたしており、主催をされましたアフィニス文化財団はじめ関係の皆様に改めて感謝を申し上げます。 今年は、昨年好評でありました「麻績の里くつろぎコンサート」の継続と、新たに美術博物館を会場にいたしました「ミュージアムコンサート」と、いずれも大変好評でありました。これら飯田市を代表する2つの大きな文化事業について大変うれしく、また心強く感じましたことは、例年にも増して市民の皆さんの手により、主体的に企画・運営され、これを行政が支えていくという望ましい形になってきていることであり、かかわられた多くの皆様に心から敬意を表する次第でございます。 橋南第1地区市街地再開発の工事も現場に大きなタワークレーンが立ち、いよいよ本格化してまいりました。 同時に公共床への期待や、第2地区への期待、さらには8月のイベントに併せて三連蔵も仮オープンすることができました。 また先頃は、飯田りんご並木整備事業が、今年度建設省の「手づくり郷土賞」に選ばれました。この賞は、社会資本の整備に当たり、計画やデザインへの住民参加、地域資源の活用、環境への配慮、イベントや日常生活における活用度などが、総合的に優れている場合に与えられるもので、全国30か所の1つとして受賞いたしたものであります。 このように中心市街地活性化のため、逐次事業を進めておりますが、今後も行政の施策に加え、民間の資本と知恵や活力を生かしたまちづくりに、先進的な発想をもって、一層の力を注いでまいる所存でございます。 個人消費冷え込みの影響もあってか、農産物価格の低迷が続いており、経営への影響を心配している農業情勢であります。 先月末には、かねてから検討を重ねてまいりました「飯田市農業振興センター」が設立されました。これは、地域内すべての農家が支え合い、地域全体として持続的な農業生産を維持し、また発展させるために、関係機関が連携し、組織をすることにより、情報の共有化をし、迅速で的確な対応をしようとするものであります。このセンターが一刻も早く成果を上げ、所期の目的を達成できるよう期待いたすとともに、構成員の一人として、最大限の努力を傾注いたしてまいる所存であります。 工業面の景気動向では、電機・精密等を中心として受注活動にようやく明るさが出てきまして、20か月ぶりに有効求人倍率が1倍を超える状況となり、本格的な回復軌道に乗ることを願うものであります。 一方、治水対策事業が大詰めを迎える段階にきており、天竜峡エコバレープロジェクトや、自然環境と調和した環境共生住宅の実現を目指すエコハウジングプロジェクト等の取り組み、推進も、ここ1、2年が正念場であると考えております。幸い、地元の方々も熱心に取り組まれ、推進体制が整ってきましたので、今後一層の努力をいたしてまいりたいと思っております。 丸山羽場第一地区土地区画整理事業につきましては、昭和60年1月に事業決定がされて以来、14年の歳月をかけて、このほど完了をいたし、7月23日には竣工式が行われました。当事業は、積極的なまちづくりの手法として、高羽町に続く2番目の都市改造型の区画整理事業であり、基本構想における重点目標の一つ「都市づくり」がまた一歩前進をいたしました。引き続き第二、第三地区の事業推進につきましても、努力を積み重ねてまいりたいと考えております。 本日提案いたします案件は、人事案6件、条例案6件、一般案5件、予算案3件でありますが、会期中に追加案件を予定をしておりますことを、あらかじめお願いいたしておきます。 主な案件といたしまして、平成12年度一般会計補正予算第2号案でありますが、雹害対策費や道路の維持補修費をはじめといたします各種施設の補修費など、早急に対処しなければならない経費を中心に補正するものでございます。 なお、補助及び起債事業で、国から内示のありました事業につきましては、6月に補正第1号としてご決定いただいておりますので、今回は2億7,355万4千円を追加いたしまして、予算総額を390億627万4千円といたすものであります。 主な内容を申し上げますと、歳入では、一般財源として繰越金を、1億7,200万円余り見込んでおります。 歳出では、環境に配意したまちづくりの推進を目的に、環境共生学会の開催経費 209万円余り、集会施設の整備費として692万円余り、身体障害者等自立生活支援センター設立費375万円、降雹による農作物等災害対策費487万円余り、道路維持費1億743万円などを計上いたしました。 また、国の公共事業予備費の配分がありまして、風越山麓子供のもり公園整備事業に、5千万円を追加計上いたしました。 本補正予算の編成に先立ちまして、本年度分の普通交付税が決定されてまいりましたが、昨年より約3億5千万円ほど減額となりまして、財政状況は一段と厳しさを増したと感じているところでございます。 その他いずれの案件も、後刻詳細に説明いたさせますので、よろしくご審議のうえ、ご決定賜りますようお願いいたします。 次に、当面いたします諸問題について申し上げます。 まず、介護保険の状況について申し上げます。 制度が始まって5か月、サービスを利用する方も、サービスを提供する事業者も、当初の戸惑いから少しづつ慣れてきて、申請からサービス利用まで、ほぼスムーズな流れとなってきているところであります。7月31日現在の要介護・要支援認定者数は、2,2,826人であり、5月1日現在より、175人増えている状況でありますが、申請者数が4月当初に比べ落ち着いてきており、今後は、その伸びが緩やかになるものと推測しているところであります。 サービスの利用状況ですが、現段階で把握をいたしている、4月、5月分の保険給付状況のみでは正確な見込みはできませんが、介護保険事業計画と比較してみますと、施設サービスにつきましては、概ね計画どおりであります。 一方、在宅サービスにつきましては、やや下回りつつも徐々に増えており、今後の推移を見守っていきたいと思います。 いよいよこの10月から、第1号被保険者の介護保険料の徴収が始まります。国の特別対策により、本来徴収する額の半額を徴収することになりますが、円滑な徴収が行われるよう、準備を進めているところであります。 国においては現在、介護保険制度の課題である「要介護認定基準」と「ショートステイを利用し易くする」ための見直し作業に着手する考えを示しております。こういった国の動きや、利用者並びに事業者の状況を的確に把握しながら、より良い制度となるよう、今後も努力いたしてまいる所存であります。 公共下水道料金についてでございますが、3年に一度見直すことにいたしておりまして、来年4月がその時期となり、現在その検討作業に入っておるところであります。現時点の試算によりますと、一般会計からの繰入金が、平成25年には、現在の約3倍にあたる11億1,300万円に達することになり、かなり財政的に苦しくなってくる見込みでございます。 また、農業集落排水事業は、現在、資本費算入率13.2%であり、これも一般会計に大きく依存いたしております。 こういった状況の中で、市民要望が非常に強い水洗化事業を、今後も計画どおり進めていくために、ある程度の料金改定は、やむ得ないものと判断をいたしております。 いずれにいたしましても、慎重に検討した上で、成案が整いましたら、議会側にお示しをし、ご理解を賜りたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 次に、観光公社についてであります。 昨年来、広域連合の場を通して検討してきたところでございますが、当初の飯伊18市町村が一体となって設立をするという構想を見直し、飯田市と参加希望の町村に民間業者を加えた、より実質的な形で秋頃を目途にスタートさせることにしたいと思い、事務レベルで作業を進めさせているところであります。 近年、豊かな自然や伝統文化を求めて、急激な伸びを示している体験教育旅行などの観光動向に、的確に対応する組織としての「観光公社」設立に、さらなる努力をいたしてまいります。 三遠南信自動車道飯喬道路は、昨年11月本工事に着手をいたしました。今年になり、計画路線周辺で確認をされたオオタカ等猛禽類の実態調査のため、一時、工事を中断しておりましたが、この9月より再開されることになりました。 今後は、建設省において、猛禽類保全対策検討委員会より、保護対策について指導助言を求めながら、里山の自然に調和した道路整備が進められる予定でございます。 次に、保健事業でありますが、市民の健康と、活力ある社会づくりを目指して、「健康日本21」飯田市版を策定いたしてまいります。これは、癌、脳血管疾患や糖尿病などの生活習慣病を予防するため、数値目標や活動計画を定め、「健康寿命」を伸ばすための10か年計画であります。 松尾へ建設しました健康増進施設「ほっ湯アップル」は、先般、開業1周年を迎えまして、おかげさまで15万7千人余りのご利用をいただきました。健康づくりの一環であります水中運動教室も盛況でありまして、「市民の健康に対する関心の高さの現れ」と大変喜ばしく思っているところでございます。 障害者福祉につきましては、「ノーマライゼーション」の理念のもと、今まで社会参加と在宅福祉の充実を図るよう、公共施設のバリアフリー化重度障害者共同作業所の建設など多くの施策に取り組んでまいりました。 障害者の生活力を高めるための相談機能の充実を図るために、県下で4番目となる障害者自立生活支援センターを、13年1月から運営できるように準備を進めております。平成15年度には、障害者福祉も現在の措置制度から、契約を基本とした制度に移行される見込みであり、充実したサービスが適切に受けられる相談窓口ともなる予定であります。 また今後、障害者デイサービスセンターの建設等も行い、サービスの提供や受け皿の充実を図っていく必要があると思っています。こうしたことを盛り込んだ、第3次長期行動計画策定を、市の基本計画の見直しと併せて進めているところであります。 毎日のように報道されておりますとおり、伊豆諸島では、6月下旬以降、噴火や火山性地震が頻発しております。地震の不安や、降り積もった火山灰に苦しむ、当該地区住民に対しまして、心からお見舞い申し上げる次第であり、当市といたしましても8月14日から災害義援金の受付窓口を開設をいたしたところでございます。 それにいたしましても、災害に対する備えの大切さを痛感することの多い昨今であります。 9月1日は防災の日でありまして、当市でも、市民総参加の防災訓練となることを目標に、地域や事業所において自主的で実践的な訓練が行われます。 また、特に今年は、川路の治水対策事業地を主会場として防災関係機関自主防災会などの団体が参加し、長野県地震総合防災訓練が実施をされます。 これら訓練を積み重ねることにより、防災に対する認識を深め、防災体制の一層の強化を図って、有事に備えてまいりたいと思います。 治水対策事業については、平成14年度完成に向け、工事が順調に進んでおります。未同意者の問題も含め、残された諸問題の解決のため、国、県、中部電力とともに、今後とも努力をいたしてまいります。 また、かねてより地元とともに建設省に要望いたしてまいりました(仮称)「治水資料館」の建設でありますが、国の予算づけがなされまして、平成12年度着工の運びとなりました。防災の拠点としての機能を備えた施設として、多くの人々に利用していただけるよう、その調整に入っております。 先の議会における一般質問でも若干申し上げましたが、現在、飯田市には平成2年に策定をいたしました「飯田市テレトピア計画」がありまして、それをもって、いわば飯田市の地域情報化施策の方針と位置づけております。 ただ、ご案内のとおり、昨今の情報技術の進展はめまぐるしいものがありまして、これに乗り遅れることなく、地域情報インフラの整備促進を行うため、計画の見直し作業に着手しております。今議会中にまとまった段階の原案をお示し申し上げ、議会側のご意見も拝聴しつつ、12月議会までには成案とさせたいと考えているところでございます。 来月26・27日の両日、当市を会場に「地域づくり東日本交流会議飯田大会」が開催されます。地方分権時代を迎え、地域の自立が求められている今日、各地での特色ある地域づくりの実践を踏まえた交流と学び合いの機会として有意義な行事となるよう、会場市として努力をいたしてまいるつもりであります。 ここで、南信州広域連合として取り組んでおります諸問題について若干ご報告申し上げます。 まず、ごみ焼却施設の改築についてでありますが、昨年の8月から1年間をかけて実施いたしてまいりました生活環境影響調査が、先頃まとまりまして、目下その調査結果の縦覧と地元の竜丘、伊賀良地区の皆さんへの説明会を開催をいたしております。 調査結果では「人や動植物に対する特段の問題は認められない」と判断ができる内容でありますので、両地区から、できるだけすみやかに建設に向けてのご同意がいただけますよう、誠意を尽くしてお願いをいたしてまいる所存であります。 特別養護老人ホームの運営等につきましては、20有余年の間、この地域独特の歴史と経過をたどっており、特に介護保険制度の発足という新たな情況変化を踏まえ、飯田下伊那圏域住民にとって、高齢化時代にふさわしい経営・運営のあり方を議会側とともに検討いたしてまいりたいと考えております。 「飯伊地域ふるさと市町村圏計画」につきましては、先の広域連合議会臨時会において、議決をされ、今年度を初年度とする今後10年間の当飯田下伊那市町村行政及び広域行政の指針となるべきものとして、正式にスタートすることになりました。 今後も飯伊地域の一体的な発展のために、市長として、また、連合長として一層の努力を傾けてまいる所存であります。 今年度からスタートいたしました南信州広域イベントでありますが、今年度は「古道ロマン 南アルプスの里」と称して、9月10日に上村で講演会や霜月祭り、大鹿歌舞伎の披露などを行う統一イベントを中心に、2泊3日で飯田下伊那地域を巡る「モニターツアー」を4コース、このほか、マスコットキャラクターとキャッチフレーズの募集を行います。 今後、順次内容を充実をしながら、南信州の魅力を全国に発信し、交流人口の増加、産業の掘り起こしなど、当地方の活性化を図ってまいりたいと思います。 さて、今議会が私の3期目の任期最後の議会となります。 私が地方自治を担当いたしましたここ12年の動き、さらには、地方自治制度ができて後、半世紀余の歴史を振り返って見ましたとき、いつのときも、その時代時代のいろいろの問題がございました。しかし、これからの地方自治の動向には、それにも増して、予断を許さないものがございます。例えば、「地方分権」という課題一つ取りましても、つい数年前までは、自治体運営の精神論的な色彩が否めなかったわけですけれども、今や国、地方あげての財政危機とも相まって、地方自治体の枠組みそのものにも及ぶ、まさに「死活をかけた課題」となってきております。 引き続いて市民の皆様のご支持がいただけますならば、これまでの経験を生かしながら、誰もが「ここに生まれ育ってよかった」と思えるような21世紀の飯田市、そして飯伊地域を築くため、今まで以上の情熱を傾けてまいる覚悟であります。 幸い健康にも恵まれまして、12年間これといった病気をすることもなく、今日を迎えております。また、ふるさと飯田市、そして、下伊那に対する思いは、誰にも負けないつもりでございます。これまでの間、寄せられました議員並びに市民の皆様のご理解とご協力に対しまして、深く感謝を申し上げますとともに、今後も引き続き一層のご指導を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 以上当面をいたします諸問題と私の所感の一端を申し上げまして、ごあいさつといたします。 -------------------------------------- △日程第6 監査報告 ○議長(小林利一君) 次の日程に進みます。 これより監査報告に入ります。 監査委員から定期監査の結果について報告を願うことにいたします。 監査委員伊藤博允君。 ◎監査委員伊藤博允君) それでは、定期監査報告を申し上げます。 本議会に提出しました定期監査報告書は、地方自治法第199条第4項の規定によります定期監査で、平成12年5月8日から同年5月31日までに実施したものであります。 監査の対象は、お手元に配付してあります報告書の2ページに記載の施設であります。 監査に当たっては、あらかじめ指定して提出させた予算の執行状況及び関係資料に基づき、所管の長と関係職員から説明を聴取しました。また、提出されました資料と関係帳簿の照査を行い、計数の突合及び内容の合規性について調査し、事務事業及び財産の管理が適切かつ効率的に執行されているかを主眼として、通常の手続きにより実施いたしました。 監査の結果、予算執行及び事務処理は適正に執行されており、物品及び財産の管理も良好と認めました。 監査の結果につきましては、以上のとおりでありますが、報告書をご高覧の上ご検討いただきますようお願い申し上げ、簡単ではありますが、定期監査報告といたします。 ○議長(小林利一君) 監査報告に対する質疑の通告がございますので、これを認めます。 菅沼立男君。
    ◆23番(菅沼立男君) 監査報告の中で学校の物品の管理について良好に管理されていると認められたと監査概要で報告されておりますけれども、学校の美術品の管理は良好とは思えませんが、その管理の状況についてお伺いをいたします。 ○議長(小林利一君) 答弁を求めます。 伊藤監査委員。 ◎監査委員伊藤博允君) 物品の監査についてでありますが、物品につきましては、監査の際に備品配置表と現物を照合することなどにより適正に管理されているかを調査しております。その中で、特に美術品につきましては、台帳を作成して管理するよう指導してまいりました。現在では、各小中学校に美術品管理台帳が整備されまして、定期監査の際に、これら台帳をもとに物品の調査をしました。 その結果、美術品を含む物品の管理は適正であることと認め、今回報告したわけであります。 定期監査の際に美術品の管理についての質問をしましたが、学校長から寄贈者の意思を尊重して多くの人に鑑賞していただけるよう展示しているとのお話を聞いております。学校は特に美術品を展示するためにつくられた施設ではありませんので、専門的分野から見れば展示などに問題はあるかと思いますが、多くの人に鑑賞してもらうという立場で展示されており、各学校とも美術品を大切に扱っていると監査してまいりました。 なお、監査の際には物品の管理は適正に行うよう指導してきたところであります。 以上お答えいたします。 ○議長(小林利一君) それでは、2回目の質問に移ります。 菅沼立男君。 ◆23番(菅沼立男君) 実は、この物品の管理については昨年の3月の同議会に同じ質問をしたわけであります。それで、その質問のときに監査委員から、こういう答弁がありました。「寄贈された絵画につきましては、展示の方法又は管理場所により作品の価値を損ねることがありますので、一層の適切な管理を指導しておるところであります。さらに作品の保管場所と、あるいは光の状態等を勘案して管理されるよう指導しておる」と、こういう具合に言われたわけであります。今のお話と若干違うわけでありますが、昨年の9月議会に監査委員が答弁をされたことそのままが実施をされておれば、例えばでありますが、私が対象としたのは、追手町小学校であります。名前を言っていいと思いますが、これは監査の時期でいきますと5月29日に監査がされたようになっておりますが、若干複数の議員で追手町の小学校、そのほかのところへも行ったわけでありますが、教育問題について懇談をしていただきました。そのときに小学校の展示の状況を見ました。全然改善をされておりません。もっと詳しく申し上げますと、廊下に展示されておる片桐白登さんの絵と三浦晁古さんの絵はさらされてきております。特に、片桐白登さんの大きな絵は、もう3~4年すると地の紙の色が黄ばんでくるだろうと思います。そういうことを指しておるわけでありまして、今ご答弁のありましたような、確かに学校は寄贈された作品が多くて、それを多くの人に見せてもらわなければならないということは当然でありますけれども、作品が傷んでしまってはだめなわけでありまして、作品が傷むものについては特に考慮をしてもらわないとならないと、そのことは昨年の答弁で監査委員さん言っておるわけでありますので、是非学校及び、これは所管になりますと教育委員会でありますので、教育委員会をご指導いただきたいと、こういう具合に思うわけであります。 さらに申し上げますと、ここに私のところで小中学校、高校、それから、各支所にあります書、絵画、彫刻の一覧表があります。これは膨大な量でありまして、この量のものを見ますと、量、質ともに非常に優れたものが多いわけであります。例を申し上げるなら、北信の方の町立の美術館の作品より、これを集合したら数段上だと思えるくらいな作品が多くあるわけであります。これは前に教育委員会で教育長さん答弁をされておったこともあるわけでありますが、学校にある美術作品は、父兄であったり卒業生であったり、いろんな人たちから思いを込めて寄贈された作品であります。大切に保管をしながら展示をしていくということは教育の原点でもあるというような答弁をいただいております。そういう精神を生かしていただいて、管理が良好にいくようにお願いしたいと思うんですが、その点でご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(小林利一君) 答弁を求めます。 片桐監査委員。 ◎監査委員(片桐司郎君) 今の質問にお答えをしたいと思いますが、まず、ご理解をいただいておきたいのは、ご指摘の追手町小学校、今年、現地監査に行ってまいりました。しかし、監査の日程だとか時間帯だとか、そういうものを考えますと、毎年、全小中学校を現地へ行って監査することは物理的に不可能でございます。従って、ほぼ2年に1回現地へお伺いをしているという、そういう実態についてまずご理解をいただきたいと思います。 ご指摘の点、昨年も代表監査委員の方からご答弁申し上げまして、そのことについては徹底を図ってまいりました。しかし、実際に私どもが行って見る場合に、現在、小中学校の美術品というのは、ご指摘の絵画240点を含めまして全部で424点あります。これを全部1点1点監査するということは不可能でございまして、全体的にその状況等を学校の教頭先生なり、あるいは校長先生なりからお聞きをしながら管理の状況をお聞きをしているわけでございます。従って、ご指摘がありました片桐白登さんの絵、これも私も見ておりますけれども、学校側の考えというのは、できるだけ大勢の人に見てもらおうということで、ほとんど掛けっぱなしというか、そういう状況だと思います。しかし、これは学校側の考えでやっていることです。ただ、展示場所、そういうところについては傷まないような、光が直接当たらないようなとか、そういうことは指導しておりますので、そのことについては、ご指摘があればそういう点については改めていただくようにお願いをしたいというふうに思っております。 ただ、ご指摘いただきました追手町小学校では、今、壁の張り替えをやっておりまして、その張り替えがすんだあと一段落したら展示場所について検討するというふうに申しておりますので、そのことについてもお答えをしておきたいと思います。 なお、支所だとか公民館等にも重要な美術品がたくさんございます。これらについても台帳の作成だとか管理については十分やるようにという、そういうことについて監査の立場で徹底を図っておりますので、そんなことでご理解をちょうだいしたいと思います。 以上です。 ○議長(小林利一君) それでは、3回目の質問に移ります。 菅沼立男君。 ◆23番(菅沼立男君) 今ご答弁をいただきましたが、学校によると、これも例えばですが、伊賀良の小学校では鈴木芙蓉とか重要なものについては展示をしてありません。展示をするときは入学式とか卒業式のときに行っておるわけであります。だから、一律にどうこうということじゃなくて、学校によって理解があるところはそういう措置をとっておるわけでありまして、ご指摘をいただければ、多分学校ごとに必要に応じて全部監査委員が四百何点見なくてもできるはずであります。従って、そのことを踏まえて、特に書とか日本画の紙のもの、そういうものに集中して考えればいいわけでありまして、是非そこのところを考慮してお願いを申し上げたいという具合にご指導の方をお願いしたいと思います。 それから、監査のときには、あるいはあらわれないかと思いますけれども、学校の施設の中でガラスが割られたりとか、あるいは便所が壊されて修理されたりという、そういうことがかなりあるという具合に見ておりますが、監査の時点では、それは修理されて直っておると思います。しかし、それは修理をされたものであっても途中でそういうことが起こっておることについては指摘をしてご指導をいただかないとまずいと、そういう具合に思いますが、その点だけをひとつまたご答弁をいただきたいと、こういう具合に思います。 ○議長(小林利一君) 答弁を求めます。 片桐監査委員。 ◎監査委員(片桐司郎君) 伊賀良の例を出されましたけれども、実際に私ども監査する場合に私自身が素人でございますから、あるいは伊藤代表監査委員もそういう美術に関しては素人で、菅沼議員とは全然違うわけですから、価値も何もあんまりわからないわけです。ただ、そういう中で重要な美術品もありますから、それらの保管、あるいは展示等については十分注意してくださいということは申し上げておりますので、その辺はまた個別問題ということになりますと、やはり教育委員会の方から指導していただくとか、そういうことになろうかと思いますし、特に菅沼議員はその道の専門家でございますので、気がついたところがありましたら教育委員会なり学校へ直接言っていただいて、これをいつまでも展示しておくと駄目になっちゃうよということを是非ご指摘をいただきたいと思います。私ども監査委員の立場では、監査するのにもそういった個々の問題については限度がありまして、そこまでできませんので、そのことはそういうふうにお願いをしておきたいと思います。 それから、ガラス等が割れた場合、監査に行ったときには直してあるということを言いたいのかどうか知りませんけれども、例えば、外部からの侵入があって部屋が荒らされているとか、そういうようなことが実際にこの学校にはあるのかとか、そういう事も聞いております。報告をしていただいておりますが、今のところそういう直接的な例は聞いておりませんが、監査のたびにそれぞれの学校だけじゃなくて支所だとか公民館だとか、そういったところにも、そういったことについては十分注意するように指導してまいっておりますので、そんなことでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(小林利一君) 伊藤監査委員。 ◎監査委員伊藤博允君) それでは、今、片桐委員がご説明したとおりでありますけれども、今、菅沼議員さんからご注意がありましたことにつきましては、私の方もその都度注意しまして、修理の関係につきましては、早急にやらなければいけないものと、それから、議会の承認を得なければいけないものとあると思いますので、そういうのを分けて、できるだけ早く修理をしていただくようにお願いしておるところであります。また、書画の点につきましては私も未経験でありますので、十分に配慮して、これからも学校関係、また、その他の機関につきましても整備をして長く保存し、市民のために整備をしていただくことをお願いしておくつもりでありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小林利一君) ほかに監査報告に対する質疑通告はございませんので、次に進みます。 ------------------------------------- △日程第7 議案審議 ○議長(小林利一君) 日程に従いまして、これより議案の審議に入ります。 議案第88号 飯田市南部財産区管理委員の選任についてを議題といたします。 事務局をして朗読いたさせます。 今牧事務局次長が体調不良でありますので、福澤議事係長。          (福澤議事係長 朗読) ○議長(小林利一君) 理事者側の説明を求めます。 吉沢林務課長。 ◎林務課長(吉沢誠君) それでは、議案第88号についてご説明をいたします。 本案は、飯田市南部財産区管理委員の選任について議会の同意を求めるものであります。 内容につきましては、任期満了に伴う選任でございまして、浅野健氏ほか4名でございます。略歴等裏面に記載してございますので、ご覧をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上であります。 ○議長(小林利一君) ご質疑はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第88号につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ討論を終結いたします。 これより議案第88号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第89号 飯田市中央財産区管理委員の選任についてを議題といたします。 事務局をして朗読いたさせます。 福澤議事係長。          (福澤議事係長 朗読) ○議長(小林利一君) 理事者側の説明を求めます。 吉沢林務課長。 ◎林務課長(吉沢誠君) 議案第89号についてご説明いたします。 本案は、飯田市中央財産区管理委員の選任について議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、任期満了に伴う選任でございまして、長瀬宰治氏ほか2名で、略歴等裏面に記載のとおりでございます。よろしくお願いします。 ○議長(小林利一君) ご質疑はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第89号につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ討論を終結いたします。 これより議案第89号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第90号 飯田市羽場財産区管理委員の選任についてを議題といたします。 事務局をして朗読いたさせます。 福澤議事係長。          (福澤議事係長 朗読) ○議長(小林利一君) 理事者側の説明を求めます。 吉沢林務課長。 ◎林務課長(吉沢誠君) 議案第90号についてご説明をいたします。 本案は、飯田市羽場財産区管理委員の選任について議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、任期満了に伴う選任でございまして、中林利夫氏ほか6名でございます。略歴等は裏面に記載のとおりでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(小林利一君) ご質疑はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第90号につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ討論を終結いたします。 これより議案第90号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第91号 飯田市野底財産区管理委員の選任についてを議題といたします。 事務局をして朗読いたさせます。 福澤議事係長。          (福澤議事係長 朗読) ○議長(小林利一君) 理事者側の説明を求めます。 吉沢林務課長。 ◎林務課長(吉沢誠君) 議案第91号についてご説明いたします。 本案は、飯田市野底財産区管理委員の選任について議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、任期満了等に伴う選任でございまして、安藤隆夫氏ほか6名で、略歴等裏面の記載のとおりでございます。よろしくお願いします。 ○議長(小林利一君) ご質疑はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第91号につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ討論を終結いたします。 これより議案第91号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第92号 飯田市東野財産区管理委員の選任についてを議題といたします。 事務局をして朗読いたさせます。 福澤議事係長。          (福澤議事係長 朗読) ○議長(小林利一君) 理事者側の説明を求めます。 吉沢林務課長。 ◎林務課長(吉沢誠君) 議案第92号についてご説明いたします。 本案は、飯田市東野財産区管理委員の選任について議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、任期満了等に伴う選任でございまして、菅沼雅治氏ほか1名でございます。略歴等裏面の記載のとおりでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(小林利一君) ご質疑はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第92号につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ討論を終結いたします。 これより議案第92号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第93号 飯田市千代財産区管理委員の選任についてを議題といたします。 事務局をして朗読いたさせます。 福澤議事係長。          (福澤議事係長 朗読) ○議長(小林利一君) 理事者側の説明を求めます。 吉沢林務課長。 ◎林務課長(吉沢誠君) 議案第93号についてご説明いたします。 本案は、飯田市千代財産区管理委員の選任について議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、任期満了等に伴う選任でございまして、北村盛夫氏ほか2名でございます。略歴等裏面に記載のとおりでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(小林利一君) ご質疑はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第93号につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。          (「なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) なければ討論を終結いたします。 これより議案第93号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小林利一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第94号 飯田市福祉事務所設置条例及び飯田市社会福祉法人に対する助成の手続きに関する条例の一部を改正する条例の制定についてと以下件名を省略いたしまして、議案第95号、議案第96号までの以上3件を一括議題といたします。 朗読を省略し、ただちに理事者側の説明を求めます。    中本保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中本卓良君) 議案第94号についてご説明申し上げます。 本案は、飯田市福祉事務所設置条例及び飯田市社会福祉法人に対する助成の手続きに関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 社会福祉事業法が社会福祉事業、社会福祉法人措置制度など社会福祉の共通基盤制度についての見直しが行われ、本年6月9日に社会福祉法に改正されました。これに伴い、福祉事務所の根拠法となっておりました社会福祉事業法の改正に伴う条文の改正でございます。 附則では施行期日を定めたものでございます。 以上、議案第94号についてご説明申し上げました。 続きまして、議案第95号についてご説明申し上げます。 本案は、飯田市授産施設設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 本年第1回の定例会におきまして、生活保護授産施設から社会福祉事業授産施設への転換を図るため、新たに条例を制定したところでありますが、社会福祉事業法が社会福祉事業、社会福祉法人措置制度など社会福祉の共通基盤制度についての見直しが行われまして、本年6月9日に社会福祉法に改正されたことを受けましての改正と、上郷福祉企業センター南条分場の廃止を行うことと併せて定員の改正を行おうとするものでございます。 第1条におきましては、条例の趣旨を定めてありますが、社会福祉事業法が社会福祉法に変更されたことに伴う改正でございます。 第3条の表中は、上郷福祉企業センター、南条分場は法制作業を中心に行ってまいりましたが、海外進出などによる作業の減少と利用人員の減少によりまして飯沼分場に統合し、南条分場を廃止したいとするもので、それに伴い、定員を70名から40名に変更するものでございます。利用実人員は平成7年度には45名ほどでございましたが、その後年々減少してまいりまして、現在では38名となっている現状でございます。 第7条では、利用者の遵守事項を規則で定めてまいりましたが、今回の改正に併せて条例に加えたものでございます。 附則につきましては、施行期日を定めてあります。 以上、議案第95号についてご説明申し上げました。 ○議長(小林利一君) 次に、木下商業観光課長。 ◎商業観光課長(木下秀文君) 議案第96号についてご説明申し上げます。 本案は、地方卸売市場条例の一部を改正するものでありまして、卸売市場法及び長野県条例であります地方卸売市場等に関する条例の一部改正に伴いまして市場での取引方法の改善等を図るため必要な改正を行うものでございます。 主な改正内容につきましては、条例第21条で相対取引を正式な取引方法として定め、第27条で卸売業者が直接買いつけ集荷ができる範囲を明確にし、第35条、第36条で報告及び公表をする数値を入荷数量から卸売予定数量に改正するといたすものでございます。 附則におきまして、平成12年10月1日から施行したいとするものでございます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(小林利一君) 以上で議案第96号までに対する説明が全部終了いたしました。 ここで議案に対する質疑通告のため暫時休憩をいたします。 なお、質疑の通告は11時15分までにお願いをいたします。       11時07分 休憩 --------------------------------------       11時24分 再開 ○議長(小林利一君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 これより議案の質疑に入ります。 通告順に発言を認めます。 牧内信臣君。 ◆11番(牧内信臣君) 質疑通告ということで、その域を脱しないように慎重に質問をさせていただきますけれども、議案第96号で、今の説明で地方卸売市場条例の改正ということで、これは国や県の制度改正に基づいてやったということですけれども、相対取引ができると、今度は。今までもやっておったような感じもあるんですけれども。もう一つは、卸売業者が直接買いつけができるという説明を今、いただきましたが、これが、もし、これから法的に整備されて条例として施行されていくようになると、今までとどう違ってくるのか、具体的に。それと、どのように今までのやり方と変わってくるのか、そんな辺もうちょっと詳しく説明をお願いしておきたいというように思います。 ○議長(小林利一君) 理事者側の答弁を求めます。 木下商業観光課長。 ◎商業観光課長(木下秀文君) それでは、私の方から説明をさせていただきます。 今回、卸売市場法が改正をされたわけでございますが、その改正の背景の方をちょっと前段説明をさせていただきます。 ご承知のとおり卸売市場は生鮮食料品の流通の円滑を図る上で重要な役割を果たしておるわけでありますが、JA等の大型合併等に見られますように産地が非常に大型化をしてまいっております。また、取り扱う物品も大量化しております。 一方、需要の方でありますが、大規模小売店等量販店が大量に買いつけるということで、これも取り扱う量が非常に大量になっております。そういった中で今、卸売市場の経営状況が非常に悪化をしておると、こういう状況でございます。 そんな中で市場外流通等が非常に多くなっておりまして、地方の卸売市場の経営強化というのが今、国の方でも大きな命題となっております。そんな中で今回の法改正は、いわゆる今まで取引方法等についてさまざまな規制がされておりましたが、それを解除しながら、さらには市場の再編、あるいは卸売業者等の合併等も見据えた法改正というふうに理解をしております。 今回の通告書の中で市場法の改正で相対取引ができるものはというようなご質問でございますが、今まで卸売市場の中で改正前は原則競り売り、あるいは入札が原則の取り引きとなっておりました。ただし、例外的に相対取引をしていいよと、こういうふうになっておりました。今回の法改正で相対取引が正式な取り引きとして認められたわけでございます。 ただし、その認められる状況の中で生鮮食料品を3つの区分に分けまして、その3つに対してそれぞれの取引方法を定めてございます。 まず1つが、県内産個人出荷の野菜、果物、これについては競り売り、又は入札の方法、それから、県内産個人出荷の花卉、これについては一定の割合部分は競り売り、入札、それ以外の分については競り売りでも入札でも相対取引でもよろしいと、こういうことでございます。 ただいま2つ申し上げましたが、それ以外の品目につきましては、競り、入札、又は相対取引でも可能と、こういうふうに品目ごとに取り引きの方法を定めたと、こういうことでございます。現実今までもこの辺市場の中では弾力的な運用で行われておったということでございます。 続きまして、2つ目の卸売業者が直接買いつけできると説明されたがという、このことでございますが、今回の改正案の27条の方にもございますように、市場の卸業務は委託集荷を原則としております。生産者が卸売業者のところへ荷を入れまして、無条件で競り、あるいは入札にかけ、値決めをするという委託集荷が原則とされておりました。これも、ただし、例外的に買いつけ集荷、卸売業者が直接生産者のところへ行って自分の荷として品目を買い、集荷してくるという方法、これは例外的に認められておったわけでございます。今回の改正では、改正27条のところにも記載がありますが、ここの4つの項目に該当するような場合について卸売業者が直接生産者のところへ行って買い付けをしてもよろしいと、こういうふうに整備を加えたものでございます。 以上でございます。 ○議長(小林利一君) 2回目の質問に移ります。 牧内信臣君。 ◆11番(牧内信臣君) もう1点だけです。 単純な発想ですけれども、お聞きしたいなと思うんですけれども、今までは、そうは言っても野菜等々個人出荷も含めて市場というのは、市場原理の原則で需要と供給のバランスで高かったり安かったり、そういう形でバランスを保ってきたというふうに思うんです。今度の市場法の改正で正式にこの方向がこれからずっと具体的に大きくなっていくと、強まっていくと、要するに相対取り引きがあると、そういうバランスが崩れるというように理解してよろしいのかどうか。そして、常に需要と供給のバランスの中での価格設定ではなくて、相対取り引きは主流になってくるということで一定の価格設定が最初から仕組まれてくる市場の運営になっていくのか、そこらの辺もう一度お聞かせいただきたいというように思います。 ○議長(小林利一君) 松村産業経済部長。 ◎産業経済部長(松村茂利君) 今のご質問、そういったようなご心配の向きもあるかもしれません。しかし、実態は市場外流通、市場を通さない流通というのが非常に増えておりまして、それによって今、卸売市場が非常に問題になってきておる、全国的に。これの方が大きな問題であります。今回の市場法の改正は、そういった市場外流通に対抗して荷が市場を通るように、通りやすいような、こういったような含みもあるわけです。それが相対取り引きなんかの規制緩和といいますか、そんな部分でありまして、今まで市場を通ると競り売りなんかで市場法の手続きを経なければならんので面倒くさいといったような部分というのを取っ払うと、簡単に言いますと、そんなような意味合いの改正というふうに私ども理解をしております。飯田の市場の実態を見ますと、この市場法の改正によって従前と取り引きの状態が変わったりするような状態はないんじゃないかなというふうにも思っております。 以上です。 ○議長(小林利一君) 以上で通告による質疑がすべて終了いたしました。 次に、議案第97号 飯田市りんご並木三連蔵設置条例の制定についてを議題といたします。 ここで地方自治法第117条の規定により、原勉君の退席を求めます。       (原勉議員 退席) ○議長(小林利一君) 事務局をして朗読いたさせます。 福澤議事係長。          (福澤議事係長 朗読) ○議長(小林利一君) 理事者側の説明を求めます。 松村産業経済部長。 ◎産業経済部長(松村茂利君) 議案第97号についてご説明を申し上げます。 この法案は、平成8年に飯田市がりんご並木の道路整備事業におきまして取得をいたしましたりんご並木の蔵を中心市街地の活性化のための地域交流施設として、この春以来、改修、増築をいたしましたので、その蔵の設置及び管理につきましての条例を制定しようとするものでございます。 本来でありますと、この春以来の改修、増築いたしましたので、この設置条例案、6月の議会に提案すべきところでございましたが、改修、あるいは増築の工事が思いのほか遅れてしまいまして、提出案が今回になってしまったわけでございます。この間8月のイベントの時期に併せまして仮オープンいたしております。設置条例の提案が遅れましたこと、担当しております私の責任でありまして、この点この場をお借りしまして深く反省をし、お詫びを申し上げたいと思います。 条例の内容について、主な内容につきましてご説明を申し上げます。 第1条、2条はこのとおりでありますが、第3条で名称、位置でございます。 名称は単純にりんご並木三連蔵と、こういう名称にいたしました。場所は、ご存じのとおり通り町2丁目の1番地ということで、敷地面積は約115坪ございます。 第4条で使用の許可を規定しております。施設の使用という内容が、ここに書いてありますように、(施設の全部又は一部を集会、あるいは上演、いろんなものに使う場合、独占的に使う場合を使用という。)と、こういうふうに定義をいたしてあります。あそこの施設の構造が、りんご並木の側から一番蔵、二番蔵、三番蔵と蔵が3つありまして、真ん中に地域交流施設を増築いたしました。これが言ってみれば4つのブロックに分かれた施設になっておりますが、これをそれぞれ使う場合に使用許可の適用になるわけでありますが、特にここで物品の販売という部分が一番蔵、つまりりんご並木に一番近い方の一番蔵の1階で物品の展示販売を予定しておりますので、その部分が一番関係をするのではないかと思います。 それから、第5条では、使用の許可の取り消し等。 第6条が、利用料金であります。 第5条は、ごく一般的な事項でございます。 第6条で利用料金とあります。先ほど説明しました第4条の使用の許可、それに関係しまして、その許可を受ける際に利用する者は利用料金を納めなければならないと、こういうふうにしてあるわけであります。この利用料金を納める場所というのは、先ほど申し上げました3つの蔵、それから、真ん中の交流施設、大きく4つに分かれておると申し上げましたが、その中のうち対象になるのは、一番蔵と言いますりんご並木に一番近い蔵の1階部分、ここで地場産品でありますとか、いろんな物品の展示販売をする予定になっておりますので、そこが利用料金が必要になる部分であります。あとの蔵の部分というのは、利用料金を取らないで無料と言いますか、自由に使えるスペースになりますので、対象になるのはその一部であります。 第7条が利用料金の減免となっておりまして、今申し上げました第6条の利用料金、これはりんご並木の三連蔵の管理を受託した人のものの収入とすると、そういう意味であります。後程第12条に出てまいりますが、まちづくりカンパニーが利用料金を収入として受け取ると、こういう意味であります。 第8条、第9条、第10条、第11条、これは飯田市のほかに関係をします同じような類似したいろんな施設の設置条例とほぼ同様の条例内容でございます。 第8条が減免規定、これはあの施設自体が非常に広域的な意味合いで活用していこうという目的を持っておりますので、減免規定を明記してございます。 第9条、利用料金の還付。これも一般的な内容であります。 第10条、第11条、同様であります。 次に、第12条でございます。 第12条で、この施設の管理の委託を株式会社飯田まちづくりカンパニーに委託をすると、こういうふうにいたしました。ここのところを少しまた詳しく説明をさせていただきますと、この施設は中心市街地の活性化のための地域交流施設ということでございます。建設省の方からも、この改修費の補助金、事業に対する補助金もいただいておりますが、そういった意味でございまして、この施設が多目的な機能を持っております。先ほど4つのブロックがあると申しましたが、3つの蔵、交流施設それぞれりんご並木の資料室、東中の生徒さんのいろんな資料を中心にしましたそういった資料室、それから、いろんな地場産品の展示、あるいは販売、即売と、こういったような機能、市民ギャラリーといったような、市民のいろんな方々の作品の発表の場、さらに食事や喫茶といった飲食団欒によりますいろんな方々の市民交流の場というところや、さらにボランティアの皆さん方やNPOの活動をされておる方が最近増えておりますが、そういったような幅の広い市民の皆さん方の活動する場といったようなことも、この機能の中に含めておりますので、非常に幅の広いいろんな多目的な機能があるわけであります。いわば砂漠の中のオアシス、まちの中のオアシスといったような機能を期待をしておるわけであります。ちょっとこれは余談でありました。こういったいろんな機能を、それぞれの建物の機能を効果的に発揮するような団体としてまちづくりカンパニーが適当だと、こんなふうに思うわけであります。まちづくりカンパニー自体の事業目的、あるいは会社の定款、そんな中にもこういった中心市街地の活性化のためのいろんな活動事業というのが盛り込まれておりますし、昨年は中心市街地の活性化法に基づいて飯田市長がまちづくりカンパニーを飯田市唯一のTMO機関として認定をいたしました。通産大臣の方の認定もいただいておりますが、そういった方面から言いますと、この施設を生かして最高の機能を発揮する団体組織としてまちづくりカンパニーが適当だと、こういう判断に立ちまして、この条例案としてカンパニーに委託するとしたものでございます。 13条は、この条例に定めるもののほか必要な事項は市長が規則で定めると、また別に定めることにしてございます。 附則として、この条例は公布の日から施行するということであります。 以上、条例案の説明でございますが、条例提案の時期が遅くなりましたこと、重ねて陳謝申し上げながらご審議賜りますようお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(小林利一君) 議案に対する説明が終了いたしました。 ここで議案に対する質疑通告、並びに昼食のため暫時休憩をいたします。 なお、質疑の通告は、11時55分までにお願いをいたします。       11時45分 休憩 --------------------------------------       13時00分 再開 ○議長(小林利一君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 議案に対する質疑通告がありませんので、質疑を終結いたします。       (原勉議員 着席) ○議長(小林利一君) 次に、議案第98号 飯田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についてと以下件名を省略いたしまして、議案第99号から議案第107号までの以上10件を一括議題といたします。 朗読を省略し、ただちに理事者側の説明を求めます。 議案第98、99号について。 中平消防室長。 ◎消防室長(中平勝君) 議案第98号についてご説明いたします。 本案は、飯田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 改正の理由でございますが、平成11年9月に東海村でウラン加工施設における放射線被曝事故の発生により、原子力災害特別措置法が制定され、本年6月16日に施行されましたことと、非常勤消防団員にかかわる損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令が本年4月1日から施行されたことに伴い、条例中の関係部分について所要の改正を行うものであります。 改正の内容でありますが、非常勤消防団員にかかわる原子力災害の損害補償等を定めるとともに、非常勤消防団員、一般協力者等に対する損害補償の充実を図るものでございます。 第1条関係では、原子力災害特別措置法が施行されることに伴い、当該災害で応急措置の業務に従事した者の公務災害にかかる損害補償が目的に加えられ、第2条関係では、災害対策基本法で適用する条文を原子力災害特別措置法に読み替えて適用することとされ、損害補償を受ける権利を明確にされたものであります。 第5条関係では、消防作業に従事した一般協力者に対する損害補償基礎額の引き上げであります。 第9条関係では、介護補償の額を引き上げるものでございます。 第18条関係では、葬祭補償費の定額部分を改めるものであります。 次に、別表第1につきましては、消防団員に対する補償基礎額を引き上げるもので、横欄には階級を示し、上段が団長及び副団長、中段が分団長及び副分団長、下段が部長、班長及び団員となっており、縦欄には勤続年数を示してあり、左から10年未満、10年以上20年未満、20年以上となっており、補償基礎額をそれぞれ100円引き上げるものでございます。 附則といたしまして、施行期日と経過措置を定めております。 続きまして、議案第99号についてご説明いたします。 本案は、飯田市非常勤消防団員にかかわる退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定でございます。 改正の理由でございますが、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部を改正する政令が公布され、平成12年4月1日に施行されたことに伴い、条例中の関係部分を改正したいというものであります。 改正の内容でありますが、非常勤消防団員の処遇改善を図るため、退職報償金の支給額を引き上げるものでございます。 条例第2条中別表1ページの表から裏面の2ページの表のように改正するものでございます。 表の見方でございますが、横欄は階級で、上段から団長、副団長、分団長、副分団長、部長及び班長、団員の順になっており、縦欄は勤続年数で3年から30年以上の28区分になっております。平均引き上げ率は0.5%でございます。 附則につきましては、施行期日と経過措置を定めております。 以上、議案第98号、第99号の2件についてご説明いたしました。よろしくお願いいたします。 ○議長(小林利一君) 続いて、議案第100号について。 湯沢企画部長。 ◎企画部長(湯沢英範君) 議案第100号についてご説明申し上げます。 本案は、南信州広域連合規約の一部変更についてでございまして、大鹿村のし尿処理を広域連合で行うことに伴いまして、規約4条の広域連合の処理する事務のうち、し尿処理施設の設置、管理及び運営に関する事務を、2ページにあります別表のとおり改めたいとするものでございます。 以上説明を終わります。 ○議長(小林利一君) 続いて、議案101号、102号について。 矢澤水道環境部長。 ◎水道環境部長(矢澤与平君) 議案第101号についてご説明いたします。 本案は、高森町が飯田市の区域において下水道施設を設けること及び高森町下水道を飯田市が飯田市の住民の利用に供させることに関する協議についてでございまして、地方自治法第244条の3の規定により別紙のとおり飯田市と高森町とで協議するというものでございます。 次のページをお開き願います。 協議書案でございますが、経過を若干申し上げますと、場所は、座光寺河原地区の南大島川北側で、その隣接する場所に高森町が公共下水道終末処理場を建設いたしまして、今年度中に供用開始する運びとなりました。この処理場建設については、地元座光寺地区で対策協議会をつくり、高森町と協議、交渉を行ってまいりましたが、このほど対策協議会と高森町との間において覚書が締結されました。 その内容は、高森町が南大島川北側の区域を高森町公共下水道として整備し、その区域の地権者は高森町公共下水道の利用ができること。高森町は下水道受益者負担金を免除すること。臭気や井戸枯渇などの諸問題が発生したときは、町が誠意を持って敏速に対応し、十分な措置、補償を行うことなどであります。地権者と高森町との間で覚書が締結されましても、飯田市の住民が高森町の下水道施設を利用するには、地方自治法の規定により議会の議決を得て両首長がその協議を行わなければならないことになっています。 その協議内容が案として示されておるわけでありまして、第1条は、下水道施設の設置区域を定め、飯田市がその設置を認めること。 第2条は、高森町の下水道施設を利用できる飯田市民の範囲を定めたもの。 第3条は、利用期間は永年とすること。 第4条は、下水道の管理は高森町が行い、使用料は高森町の条例を適用すること。 第5条は、公共部分の下水道施設の工事費用はすべて高森町が負担すること。 第6条は、高森町は当該区民の住民に対し、受益者負担金を適用しないこと。 第7条は、高森町が設置区域の廃止や新たに義務を課す場合は市長に協議すること。 第8条は、下水道施設に瑕疵があった場合は、高森町が賠償すること。 以上でありまして、高森町も9月議会に提出し、議決を得る予定でございます。 この協議が整いますと、高森町が座光寺河原地区の下水道工事にとりかかりますが、この区域の下水道を利用する飯田市住民は、現在、3世帯13名でございます。 以上でございます。 続きまして、議案第102号につきましてご説明いたします。 本案は、工事請負契約の一部変更についてでございまして、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものでございます。 平成11年飯田市議会第2回定例会において、議案第79号として議決されました農業集落排水事業処理施設土木建築工事請負契約の一部について、次のように変更したいとするものでございます。 変更前の契約額2億370万円を572万2,500円減額いたしまして、変更後の契約額を1億9,797万7,500円としたいとするものでありまして、この工事請負契約は、農集排の龍江船渡地区の処理場建設を平成11年度から13年度にかけて株式会社三六組に発注し、現在工事を進めているものでございます。 変更の主な理由でございますが、当初、処理場建設現場から発生した土は仮置き場に保管し、埋め戻しに必要な土だけを建設現場に戻し、仮置き場に残った土は新たに違う場所へ運搬する予定でしたが、仮置き場の所有者がそのままでよいことになったため、残土処理が不要になったこと。管理棟内の内部塗装を過去の処理場建設を参考にし、今後の維持管理に支障を来さない材質に変更しても差し支えがないこととなったことなどでございます。 以上でございます。 ○議長(小林利一君) 続いて、議案第103号について。 細澤建設部長。 ◎建設部長(細澤彰雄君) 議案第103号についてご説明申し上げます。 本案は、工事請負契約の締結についてでありまして、三尋石団地公営住宅建替事業C棟建築本体工事の請負契約を締結するため、条例の規定により議会の議決を求めるものであります。 契約の目的でありますが、飯田市大瀬木へ建設されます平成12~13年度三尋石団地公営住宅建替事業C棟建築本体工事であります。 これはすでに供用いたしておりますA棟、B棟に引き続きましてのC棟工事でありまして、鉄筋コンクリート造5階建て、住戸数40戸を建設するものでありまして、電気及び設備工事を除いた本体工事であります。 契約の方法は、指名競争入札による契約でありまして、契約金額は3億7,380万円、契約の相手方は、飯田市松尾町2丁目25番地、吉川建設株式会社代表取締役、吉川光國であります。 以上であります。 ○議長(小林利一君) 続いて、議案第104号について。 久保田教育次長。 ◎教育次長(久保田裕久君) 議案第104号についてご説明申し上げます。 本案は、工事請負契約の締結についてでございまして、生涯学習センター建設事業本体建築工事請負契約を締結するために、先の議案第103号と同様の条例の規定によりまして議会の議決を求めるものであります。契約の目的でございますが、平成12年度生涯学習センター建設事業本体建築工事でありまして、いわゆる竜丘公民館と支所の建設でございます。 工事の概要でございますが、鉄骨一部2階建て、延べ床面積は1,699.08㎡でございまして、工事場所は飯田市桐林でございます。 契約の方法は、指名競争入札による契約でございまして、契約金額は2億9,400万円でございます。 契約の相手方でございますけれども、飯田市松尾町1丁目22番地、木下建設株式会社取締役社長、木下隆由であります。 以上でございます。 ○議長(小林利一君) 続いて、議案第105号について。 大沢財政課長。 ◎財政課長(大沢英二君) 議案第105号についてご説明いたします。 本案は、平成12年度飯田市一般会計補正予算第2号案でございまして、第1条の歳入歳出予算の補正では、2億7,355万4千円増額いたしまして、予算総額を390億627万4千円としたいとするものでございます。 第2条は債務負担行為の補正、第3条は地方債の補正でございまして、次ページ以降の各表によりご説明いたします。 2ページをお開きください。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、10款分担金及び負担金につきましては、農林事業にかかわる負担金等を見込むものでございます。12款国庫支出金でございますが、2項国庫補助金を3,120万3千円増額するものでございまして、国の公共事業予備費の配分が公園事業に2,500万円ございましたので、その計上が主な内容でございます。13款県支出金は、1,758万6千円の増額でございまして、2項県補助金は各種事業費の変更に伴うもの、また、3項委託金は衆議院議員選挙委託金などの増を見込むものでございます。15款寄附金でございますが、961万8千円の増額でございまして、ご寄附いただきました方々のお名前等は事項別明細書に記載してございますので、後程ご覧いただきたいと存じます。16款繰入金につきましては、2項基金繰入金におきまして社会福祉施設整備基金100万円の繰り入れを予定するものでございますが、寄附金の積み立てを活用させていただくものでございます。17款繰越金につきましては、一般財源として、1億7,290万9千円計上するものでございます。18款諸収入は、5項雑入を63万円減額するものでございます。19款市債につきましては、起債事業費の変更などによりまして、4,130万円増額するものでございます。 次に、3ページの歳出をご説明いたします。 1款議会費につきましては、35万8千円の増額でございますが、各種負担金等を計上するものでございます。2款総務費につきましては、5,223万9千円の増額でございまして、1項総務管理費は集会施設の整備事業補助金692万円余り、防犯灯補修にかかわります委託料270万円ほか環境共生学会開催経費などを計上するものでございます。2項徴税費は、法人市民税におきまして当初見込みを上回る税の還付が発生いたしまして、このため還付金を2,300万円計上しております。3項戸籍住民基本台帳費は、戸籍コンピュータ化にかかわります経費の補正を、また、4項選挙費は、衆議院議員選挙費の精算をそれぞれ行いたいとするものでございます。3款民生費につきましては、1,974万9千円の増額でございまして、1項社会福祉費は、障害者の社会参加促進事業といたしまして、各種相談事業などを実施いたします自立支援センターの設立費用375万円を計上しております。2項児童福祉費は、旧児童クラブの解体工事費を計上するものでございます。4款衛生費は、385万2千円の増額でございまして、施設補修費などを計上するものでございます。5款労働費につきましても、361万1千円の増額でございまして、施設の補修費でございます。6款農林水産業費につきましては、951万4千円の増額でございまして、1項農業費は、降雹災害対策費487万円余り、農業振興センター負担金として275万円ほか有害鳥獣駆除対策費などの増を計上するものでございます。また、補助内示により事業費が減額となるものもございまして、全体では減額補正となっております。2項林業費は森林空間総合整備事業費 650万円、林道改良事業費500万円などの計上が主なものでございます。7款商工費は、187万円の増額でございまして、当初予算で工業振興費へ計上いたしましたコーディネーター活動支援事業などが通産省の補助事業の別メニューとして採択されまして、事業費等の所要の補正を行うものでございます。また、観光振興公社出資金300万円を再度計上いたしまして、新たな観点から公社の設立を予定しております。次に、8款土木費でございますが、1億2,396万円増額するものでございまして、2項道路橋梁費は維持補修費を、また、3項河川費は治水対策事業特別会計繰出金などをそれぞれ増額するものでございます。4項都市計画費につきましては、風越山麓子供のもり公園整備事業に国の公共事業予備費を活用いたします補助内示がございまして、5千万円を追加いたしております。同時に、下水道事業特別会計におきましては、平成11年度の決算繰越金が見込めますため、一般会計からの繰出金を5千万円減額することとしております。9款消防費は、2,164万5千円の増額でございまして、消防施設の用地取得費の計上が主な内容でございます。10款教育費につきましては、3,675万6千円の増額でございまして、1項教育総務費は、私立幼稚園の就園奨励補助金の増を計上するものでございます。2項小学校費及び3項中学校費は、施設補修費の増額の主な内容でございます。5項社会教育費は、埋蔵文化財調査事業費991万円の増が主なものでございますが、図書館費におきましては、寄附金100万円を活用させていただきまして、図書の充実を図ることとしております。6項保健体育費は、体育施設の補修費でございます。 次のページをお開きください。 第2表債務負担行為補正は追加でございまして、雹害にかかわります特別融資の利子補給につきまして、市の将来負担をご決定いただくものでございます。これまでの扱いは、災害発生年度におきまして将来の利子負担を推計し、それに対する補給金を一括交付しておりましたが、県の制度に準じまして、今後は利子の支払い発生年度ごとに所要額を予算化したいとするものでございます。 第3表は地方債の補正の変更でございまして、起債事業費等の変動に伴いまして借入限度額を変更したいとするものでございます。 以上でございます。よろしくご決定賜りますようお願いいたします。 ○議長(小林利一君) 次に、議案第106号について。 須山治水業務課長。 ◎治水業務課長(須山和彦君) 議案第106号についてご説明申し上げます。 本案は、平成12年度飯田市天竜川治水対策事業特別会計補正予算第1号案でございまして、第1条では、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2,566万1千円を追加し、総額を40億676万1千円といたしたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表によりご説明申し上げます。 次のページをお開きいただきたいと思います。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、1款1項負担金は、中部電力からの負担金を924万6千円増額いたしたいとするものでございます。2款1項財産売払収入は、桐林土取場の一部を環境産業公園構想の一環として企業2社に売却いたしたもので、1,143万円増額いたしたいとするものでございます。3款1項他会計繰入金は、一般会計からの繰入金でございまして、400万円増額いたしたいとするものでございます。4款1項繰越金につきましては、98万5千円を増額するもので、額の確定によるものでございます。 次に歳出でございますが、1款1項治水対策事業費につきまして、2,566万1千円を増額いたしたいとするものでございます。これにつきましては、土取場の整備に伴います登記関係の業務を委託するために400万円、長野県地震総合防災訓練会場整備に伴いまして、平成13年度に予定した工事を前倒しで行うため、2,166万1千円を増額いたしたいとするものでございます。 以下次のページ以降に事項別明細書を添付してございます。 以上説明を終わります。 ○議長(小林利一君) 次に、議案第107号について。 本田水道業務課長。 ◎水道業務課長(本田敦彦君) 議案第107号についてご説明を申し上げます。 本案は、平成12年度飯田市下水道事業特別会計補正予算第2号案でございまして、第1条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,850万円追加し、総額をそれぞれ58億8,550万円としたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表でご説明いたします。 次のページをお開き願います。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、2款1項使用料1,477万円の増は下水道使用料、4款1項他会計繰入金5千万円の減は、繰越金が確定いたしましたので、一般会計からの繰越金を減額いたしました。5款1項繰越金は5,823万円の増、6款2項雑入2,550万円の増は、消費税還付金を見込みました。 次に歳出でございますが、2款1項下水道建設事業費2,350万円の増は、特定環境保全公共下水道駄科地区の認可申請業務委託料1,850万円と、谷川地区管渠付設替え関連工事に500万円、2項排水費2,500万円の増は、県施行関連工事に1,500万円、老朽管付設替え工事に500万円などでございます。 以上でございます。 ○議長(小林利一君) 以上で議案第107号までに対する説明が全部終了いたしました。 ここで議案に対する質疑通告のため暫時休憩をいたします。 なお、質疑の通告は、13時35分までにお願いをいたします。       13時26分 休憩 --------------------------------------       13時38分 再開 ○議長(小林利一君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 議案に対する質疑通告がありませんので、質疑を終結いたします。 次に進みます。 議案第94号から議案第107号までの議案14件につきましては、お手元に配付してあります付託議案一覧表及び平成12年度飯田市一般会計補正予算第2号案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託し、審査を願うことにいたします。 以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。 明日8月30日は一般質問の通告締切日であります。締切時刻は午後5時となっておりますので、ご確認をお願いいたします。 9月6日は午前10時から本会議を開きますので、定刻までにご参集くださるようお願い申し上げます。 本日はこれをもちまして散会といたします。ご苦労さまでした。       13時39分 散会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        平成12年8月29日           飯田市議会議長   小林利一           署名議員      岩崎和男           署名議員      林 幸次...